1. ホーム
  2. 医師紹介・院長ブログ
  3. 女性の鼠径ヘルニアについて
鼠径ヘルニア
田村 卓也院長

女性の鼠径ヘルニアについて

鼠径ヘルニアは男性に多い疾患ですが、女性の患者さんからも多くのご相談をいただきます。

女性の鼠径部ヘルニア(鼠径ヘルニアと大腿ヘルニア)には男性と比べて

「嵌頓しやすい」「再発しやすい」という特徴があります。

 

・嵌頓のしやすさ

繰り返しますが鼠径ヘルニアは圧倒的に男性に多い疾患で、8‐10倍程度男性の方が多いといわれています。

一方大腿ヘルニアは女性の方が約4倍多いといわれています。

この原因は骨盤の形態が男女で異なるためではないかと言われています。

この鼠径部ヘルニアでの発生率の違いはそのまま緊急手術の数として表れてきます。

女性では鼠径ヘルニア患者の約17%が緊急手術を受けているのに対して

男性では約5%程度であるというデータがあります。

また大腿ヘルニア緊急手術の約23%で腸切除が必要となったともいわれています。

 

・再発のしやすさ

また鼠径ヘルニアを前方から修復した後の再手術の約40%に大腿ヘルニア再発がみられ、

女性ではそのリスクが10倍程度高いということも言われています。

これらのことからヨーロッパヘルニア学会(EHS)ガイドラインでは、

女性の鼠径ヘルニアに対しては腹腔鏡下の修復術が推奨されています。

 

当院では鼠径ヘルニアに対して日帰り腹腔鏡手術を行っております。

女性の鼠径部(股関節付近、足の付け根)のしこり、膨らみは鼠径ヘルニアでないということあります。

まずは一度診察を受けていただき、原因をはっきりさせることで安心いただくだけでも価値のある事だとおもいます。 

著者

院長
田村 卓也Takuya Tamura

略歴

2012年3月 川崎医科大学医学部卒業
2012年4月 川崎医科大学附属川崎病院
2014年4月 大阪赤十字病院
2022年12月 MIDSクリニック入職
2024年2月 MIDSクリニック院長に就任

資格

外科学会専門医/内視鏡外科学会技術認定医/癌治療認定医/JATEC(外傷診療研修)修了/緩和ケア講習会修了

所属

日本外科学会/日本消化器外科学会/日本内視鏡外科学会/大腸肛門病学会/日本ヘルニア学会/日本臨床外科学会

一覧へ戻る