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虫垂炎
田村 卓也副院長

虫垂炎と気候の関係

虫垂炎は夏に多いという報告は多数見られます。

気温が高いことが原因であるとも、気圧が低いことが原因であるとも言われていますが、

原因ははっきりとしていないのが現状だと思います。

 

夏には比較的軽い型の虫垂炎(カタル性虫垂炎、蜂窩織炎性虫垂炎)が多く、

冬には重篤な型の虫垂炎(壊疽性虫垂炎)が多いとする報告もあります。

 

原因ははっきりしないものの多くの報告で共通するのは、

梅雨明け頃熱くなってきたころに多いということだと思います。

 

実際診療にあたっていると1年中虫垂炎はみられるものの、夏に多く、

また同時期に複数の方が受診されるという傾向が見受けられるように思います。

 

また虫垂炎は一度起こすと手術しない限り70%くらいの方が再発するという報告があります。

このことから予防的な虫垂切除という選択をされる方が増えてきました。

 

とは言え、まとまった時間が取りにくい方も多いと思います。

そんな方にこそ、当院は日帰り手術でお役に立てると考えます。

著者

副院長
田村 卓也Takuya Tamura

略歴

2012年3月 川崎医科大学医学部卒業
2012年4月 川崎医科大学附属川崎病院
2014年4月 大阪赤十字病院
2022年12月 MIDSクリニック入職

資格

外科学会専門医/内視鏡外科学会技術認定医/癌治療認定医/JATEC(外傷診療研修)修了/緩和ケア講習会修了

所属

日本外科学会/日本消化器外科学会/日本内視鏡外科学会/大腸肛門病学会/日本ヘルニア学会/日本臨床外科学会

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