1. ホーム
  2. 医師紹介・院長ブログ
  3. 足の付け根の膨らみが気になる方へ:鼠径ヘルニアの症状と治療法
所 為然院長

足の付け根の膨らみが気になる方へ:鼠径ヘルニアの症状と治療法

足の付け根に膨らみを感じたことはありませんか?この症状は、日常生活に大きな支障をきたさないことが多いですが、放置すると重大な問題を引き起こす可能性があります。

この記事では、足の付け根の膨らみの原因としてよく見られる「鼠径ヘルニア」について詳しく解説し、適切な治療法についてご紹介します。

 

鼠径ヘルニアとは?

鼠径ヘルニアは、腹壁の筋肉層の隙間から内臓(主に腸や膀胱の一部)が皮膚の下に脱出する病気です。鼠径部に膨らみが現れ、次のような症状が特徴的です。

  • 膨らみの出現: 立ったり、お腹に力を入れたりすると鼠径部に膨らみが出ますが、横になると消失することが多いです。
  • 痛みや不快感: 初期には痛みがない場合もありますが、進行すると痛みや不快感を伴うことがあります。
  • 脱出と戻り: 初期段階では、脱出した内臓が自然に戻ることがありますが、次第に戻らなくなることがあります。戻る感覚があったら見た目が膨らんでいなくても油断できません。

鼠径ヘルニアのリスク

鼠径ヘルニアは自然治癒することがなく、市販のヘルニアバンドなどで治療することもできません。放置すると、脱出する内臓の量が増え、次のようなリスクが高まります。

  • 腸閉塞: 脱出した腸が腸閉塞を引き起こし、激しい痛みや吐き気を伴います。
  • 腸管壊死: 血流が遮断されることで腸管が壊死し、緊急手術が必要になります。

 

鼠径ヘルニアの治療法

鼠径ヘルニアの治療には手術が必要です。最新の治療法として、腹腔鏡手術が一般的に行われています。

  • 腹腔鏡手術
    • 特徴: 小さな切開口から内視鏡を挿入し、モニターを見ながら手術を行います。微細な解剖まで視認できるため、より精緻な手術が可能です。
    • 利点: 術後の痛みが少なく、回復が早いです。日帰り手術が可能なため、生活リズムを崩さずに治療を受けられます。
    • 無痛治療: 全身麻酔を使用するため、手術中は完全に無痛です。

 

まとめ

足の付け根に膨らみを感じた場合、早めに医師の診断を受け、適切な治療を受けることが大切です。鼠径ヘルニアは自然治癒せず、放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

ご不安な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックではいつでもご連絡をお待ちしております。

著者

院長
所 為然Yukinari Tokoro

略歴

2010年3月 広島大学医学部医学科卒業
2010年4月 成田赤十字病院
2012年4月 千葉大学医学部付属病院肝胆膵外科
2014年4月 千葉県がんセンター消化器外科
2017年4月 大阪赤十字病院消化器外科
2022年12月 MIDSクリニック開院

資格

外科学会専門医/消化器外科学会専門医/消化器がん外科治療認定医/緩和ケア講習会修了

所属

日本外科学会/日本消化器外科学会/日本臨床外科学会/日本医癌学会/日本内視鏡外科学会/日本食道学会/日本ヘルニア学会/日本臨床栄養代謝学会

一覧へ戻る