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鼠径ヘルニア
田村 卓也副院長

20代、30代、40代でもある鼠径ヘルニア ~当院が働き盛りの方に選ばれる理由~

こんにちは大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。

年代別の鼠径ヘルニアについてお話します。

 

高齢者だけじゃない鼠径ヘルニア(脱腸)

鼠径ヘルニアで手術を受けられる方は70代前半にピークがあります。

実際ご高齢の方は多いですが、当院にご相談いただく方は20代、30代の方も多くおられます。

こちらは年間の鼠径ヘルニア手術数を年齢別にグラフにしたものです。

 

                                                          厚生労働省 第7回NDBオープンデータより作成

このデータはいわゆるコロナ禍の時期におけるものであるため、

手術数そのものが少なくなっています。

教科書的には鼠径ヘルニアは新生児、乳幼児と高齢者で多いとされていますが、

手術数だけを見ているとやはり圧倒的に60代~70代の方が多いです。

しかし20歳~60歳未満の方も総数で言うと60歳以上の方と遜色ありません。

 

病院務めの時に20代の鼠径ヘルニアを診察することは非常に稀でした。

おそらく本当に困って今すぐ対処が必要な状態になった方しか、受診されないからだろうと推察します。

働き盛りでなかなかセルフケアに時間を割くことが出来ない、できるだけ休みたくないという方は多いです。

 

嵌頓(緊急手術)のリスクは平等

ただし鼠径ヘルニアがある方には平等に「嵌頓」のリスクがつきまといます。

嵌頓とは飛び出した腹腔内臓器が、お腹の中に戻せなった状態のことです。

この状態になると常に痛みがあり、場合によっては嘔吐のため食事がとれない状態になります。

飛び出したものが腸管であった場合は早めに対処しないと腸切除を行わなければならない場合もあります。

腸切除を伴う鼠径ヘルニア手術は通常入院で行われます。

 

時間と負担をかけない日帰り手術

この解決策が日帰り手術という選択だと我々は考えます。

日帰り手術は安全に施行でき、時間を取りません。

滞在時間は約4時間、朝一番の手術であれば昼過ぎにはご帰宅いただけます。

またお忙しい方のために21時までの診察枠を設けております。仕事終わりに診察が可能です。

土曜日曜祝日にも診察可能です。

また全身麻酔での手術ですので、術中は完全に無痛です。

 

まとめ~働き盛りの方に当院が選ばれる理由~

 

・当院では鼠径ヘルニアの日帰り手術が可能

 

・21時までの診察枠があり、土日祝の診察も可能

 

・術中は完全無痛、約4時間で帰宅可能

著者

副院長
田村 卓也Takuya Tamura

略歴

2012年3月 川崎医科大学医学部卒業
2012年4月 川崎医科大学附属川崎病院
2014年4月 大阪赤十字病院
2022年12月 MIDSクリニック入職

資格

外科学会専門医/内視鏡外科学会技術認定医/癌治療認定医/JATEC(外傷診療研修)修了/緩和ケア講習会修了

所属

日本外科学会/日本消化器外科学会/日本内視鏡外科学会/大腸肛門病学会/日本ヘルニア学会/日本臨床外科学会

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