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鼠径ヘルニア
所 為然院長

鼠径ヘルニア日帰り手術の名医

こんにちは大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。

鼠径ヘルニアという放置すると命に係わることもある危険な病気、聞いたことありますでしょうか。

治療は手術しかありませんが、実は日帰りで手術できる疾患なんです。

 

鼠径ヘルニアはどんな病気?

脱腸とも呼ばれる鼠径ヘルニアという病気、股関節の左右の足の付け根の部分が膨らむことが典型的な症状です。

足の付け根の筋肉の隙間が拡大し、そこから内臓(腸や膀胱)が皮膚の下まで脱出することが病気の原因です。

腸管が出ているとき、患者様は「鼠径部の膨らみ」として感じます。

立ったり、お腹に力を入れたりすると鼠径部に膨らみが出て、横になると消失します。

放置すると徐々に大きくなるだけでなく、「嵌頓」という状態になる事があります。

嵌頓とは、文字通り、嵌り込んで、頓挫した、を指します。

この状態になってしまうと、腸閉塞と腸管虚血を起こし、腸が壊死してしまって腹膜炎に至り、時には命に危険がおよぶこともあります。

そけいヘルニアのイラスト

 

鼠径ヘルニアの手術は日帰りで出来る?

従来の鼠経ヘルニアの手術は3泊4日の入院が必要でしたが、実は日帰りでもできます。

なぜ入院が必要だった鼠径ヘルニアの手術が日帰りで出来るようになったのか...それは腹腔鏡手術による低侵襲治療の普及です。

 

腹腔鏡手術は最小限の創で済むため術後の痛みが少なく、また痛みが低下することで術中に使う麻薬性鎮痛薬の量も減らせます。

これらにより、術後は痛みが少ないだけでなく、吐き気も殆どありません。

 

鼠径ヘルニア日帰り手術に必要な条件

現状で日帰り手術はクリニックで行われています。そこに大事なことはなんでしょうか。

私たちはが考える日帰り手術の名医の条件は以下の3つです。

1.患者さまが必要とする情報を速やかに伝える

2.手術前後に綿密なフォローを行う

3.安全な手術を提供できる

 

この中で一番大事なのは3番の安全性と考えています。

クリニックは総合病院と比較して人手も物品も不足しています。その中で総合病院と同じ安全性を保つためには多くの工夫が必要です。

 

もちろん外科医の手術の腕は非常に大事です。しかし個人のスキルでカバーできることには限界があります。

 

私たちはどんな時でも患者さまの安全を第一に守れるような仕組みを心掛けています。

 

鼠径ヘルニアかな?と思う方はぜひ当院にご相談ください

当院は鼠径ヘルニアの日帰り手術を専門とするクリニックです。

 

鼠径部(足の付け根)のしこりは様々な病気が考えられ、当院では鼠径ヘルニア以外の疾患についても責任をもって鑑別診断や治療を行います。

 

平日は21時まで診療し、土日祝日も診療しております。

電話やLINEで24時間相談を受け付けております。

いつでもお気軽にご相談ください。

著者

院長
所 為然Yukinari Tokoro

略歴

2010年3月 広島大学医学部医学科卒業
2010年4月 成田赤十字病院
2012年4月 千葉大学医学部付属病院肝胆膵外科
2014年4月 千葉県がんセンター消化器外科
2017年4月 大阪赤十字病院消化器外科
2022年12月 MIDSクリニック開院

資格

外科学会専門医/消化器外科学会専門医/消化器がん外科治療認定医/緩和ケア講習会修了

所属

日本外科学会/日本消化器外科学会/日本臨床外科学会/日本医癌学会/日本内視鏡外科学会/日本食道学会/日本ヘルニア学会/日本臨床栄養代謝学会

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