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鼠径ヘルニア
田村 卓也院長

鼠径ヘルニア(脱腸)の歴史と進化-鼠径ヘルニア手術の変遷-

鼠径ヘルニアは、古代から現代に至るまで、人類が対処してきた一般的な疾患の一つです。

このブログでは、鼠径ヘルニアの治療法がどのように進化してきたのか、その歴史を振り返りながら、当クリニックの最新の治療法をご紹介します。

古代の始まり

最古の鼠径ヘルニアの記録は、紀元前1500年頃の古代エジプトに遡ります。エジプトの医療文献「エーベルス・パピルス」には、鼠径ヘルニアの症状や治療法が詳細に記されています。これが、人類が初めて鼠径ヘルニアに対して医療的にアプローチした記録です。

 

ギリシャとローマ時代

古代ギリシャのヒポクラテスは、鼠径ヘルニアについて言及し、初期の手術による治療法を提案しました。続くローマ時代では、ガレノスが詳細な外科手術の技術を発展させ、鼠径ヘルニアの治療に大きな進歩をもたらしました。

 

中世とルネサンス

中世のヨーロッパでは、アラビアの医師アヴィケンナが「カノン医学」で鼠径ヘルニアの治療法を紹介し、ヨーロッパでも手術技術が発展しました。ルネサンス期には、アンドレアス・ヴェサリウスやアンブロワーズ・パレといった外科医たちが解剖学に基づいた詳細な手術法を記録し、鼠径ヘルニア手術をさらに進化させました。

 

近代から現代へ

19世紀には、ジョン・ハンターが鼠径ヘルニアの原因と治療法を研究し、近代外科の基礎を築きました。20世紀になると、麻酔や無菌手術の技術が導入され、鼠径ヘルニアの治療は飛躍的に進歩しました。特に、メッシュ法や腹腔鏡手術の導入により、再発を防ぎつつ低侵襲での手術が可能になりました。

 

最新の治療法

21世紀に入ると、新しいメッシュ素材や治療法の研究が進み、患者様にとってより安全で効果的な治療が提供されています。

 

大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックの最新治療

当クリニックでは、最新の医療技術を用いて鼠径ヘルニアの治療を行っています。特に、低侵襲の腹腔鏡手術を専門とし、患者様の負担を最小限に抑えることを目指しています。

また、経験豊富な医師が一人一人の患者様に最適な治療法を提案し、安心して治療を受けていただける環境を整えています。

鼠径ヘルニアの歴史を振り返ると、その治療法は常に進化を続けてきました。

当クリニックでは、その進化の最前線に立ち、最新の治療法を提供することをお約束します。

鼠径ヘルニアに関するご相談や治療をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

鼠径部(足の付け根)の膨らみ、しこりは様々な病気が考えられ、当院では鼠径ヘルニア以外の疾患についても責任をもって鑑別診断や治療を行います。

平日は21時まで診療し、土日祝日も診療しております。電話やLINEで24時間相談を受け付けております。いつでもお気軽にご相談ください。

著者

院長
田村 卓也Takuya Tamura

略歴

2012年3月 川崎医科大学医学部卒業
2012年4月 川崎医科大学附属川崎病院
2014年4月 大阪赤十字病院
2022年12月 MIDSクリニック入職
2024年2月 MIDSクリニック院長に就任

資格

外科学会専門医/内視鏡外科学会技術認定医/癌治療認定医/JATEC(外傷診療研修)修了/緩和ケア講習会修了

所属

日本外科学会/日本消化器外科学会/日本内視鏡外科学会/大腸肛門病学会/日本ヘルニア学会/日本臨床外科学会

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