よくある質問
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当院について
- 予約は必要ですか?
- 駐車場、駐輪場はありますか?
当ビル地下に駐車場があり、エレベーターでお上がりいただきますと直通でご来院いただけます。手術当日にはお車での帰宅はできませんので、どなたかお付き添いいただくか、公共交通機関をご利用ください。JR大阪駅、阪急大阪梅田駅、阪神大阪梅田駅、地下鉄各駅(御堂筋線梅田駅、四つ橋線西梅田駅、谷町線東梅田駅)から徒歩で来院いただけます。
- 手術当日は車を運転しても良いですか?
お車での来院はもちろん可能です。当ビル地下の駐車場をご利用ください。手術当日のみご自身でお車を運転しての帰宅はできません。日帰り麻酔においては24時間以内の自動車の運転、バイクの運転、自転車の運転、は推奨しておりません。患者様の安全のためにも、術後の自動車運転は禁止とさせていただきます。
- 子供を連れて受診は可能ですか?
当院はビルの1階にありますが、14階部分にお子様用の託児スペースもご用意しております。奥様が診療を受ける場合は旦那様とお子様が、旦那様が診療を受ける場合は奥様とお子様が託児スペースで待機いただくことが可能です。
- 付き添いは必要ですか?
手術当日に、お付き添いをお願いする場合がございます。院内でお待ち頂くスペースもございますが、一方でその時々の感染状況や院内の都合等により、院内でお待ち頂けないケースもございます。この場合は、携帯電話等のご連絡がつながる状態で、近隣の場所でお待ち頂く形になります。
鼠径ヘルニア(脱腸)について
- 鼠径ヘルニア(脱腸)の危険因子
男性、年齢、家族歴、対側の鼠径ヘルニアの既往、前立腺摘出術後、コラーゲン代謝異常などが上げられています。
生活習慣も原因となる事が多く、慢性的な便秘、長時間の立ち仕事、スポーツ(筋肉トレーニング)などは腹圧が上がるため、危険因子となります。
- 鼠径ヘルニア(脱腸)は自然に治るか
一度発症すると自然軽快はしません。それどころか徐々に大きくなってゆき、痛みを生じたり、時に腸閉塞のような緊急で手術を要する状態になる可能性があります。
- 鼠径ヘルニア(脱腸)はヘルニアバンドや薬で治るか
ヘルニアバンドとは鼠径部を抑え込むよう設計された装具です。市販されており、誰でも購入することが出来ます。こちらは物理的に臓器が腹腔から脱出することを防ぎますが、治療にはなっていません。また現在、鼠径ヘルニアを治療出来る薬はありません。治療は手術のみとなります。
- 鼠径ヘルニアを放置するとどうなるの?
鼠径ヘルニアは自然に治癒する事も、手術以外の方法で治すこともできません。放置した場合、嵌頓するリスクが生じます。ただ全ての鼠径ヘルニアが嵌頓するわけではなく、腸管が脱出する出口=ヘルニア門が広ければ、外鼠径ヘルニアでも嵌頓しない事があります。しかし、その場合、鼠径ヘルニアはどんどん大きくなってしまいます。最終的には"小児頭大"と表現されるほど大きくなる事もおり、生活に著しく支障と来してしまいます。こちらの記事 もご参照頂ければと思います。
- 鼠径ヘルニア(脱腸)の手術費用はいくらか
自己負担額は年齢と保険の負担割合で決まります。保険が3割負担の場合、腹腔鏡による片側鼠径ヘルニアの日帰り手術は、自己負担額が約11〜12万円になります。詳細は「診療費用」の項目をご覧ください。
- 鼠径部切開手術と腹腔鏡手術、どちらが優れるか
腹腔鏡手術が鼠径部切開手術(前方アプローチ)に対して明らかに優れている点は4つあります。
1.両側を観察可能:術前のエコー検査で反対側にも鼠径ヘルニアが存在するかどうかを確認しますが、腹腔鏡手術は腹腔内から反対側の鼠径ヘルニアの有無を直接観察する事が可能です。反対側にも鼠径ヘルニアがある場合、同時に手術する事が可能です。(両側手術と片側手術の手術費用は同じです。)
2.すべてのヘルニア門を覆える:鼠径部のヘルニアは外鼠径ヘルニア、内鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、と3つあります。鼠径部切開法ではそのうちの2つ、外鼠径ヘルニアと内鼠径ヘルニアのヘルニア門をメッシュで覆う事が可能です。それに対して、腹腔鏡手術は3つのヘルニア門すべてをメッシュで覆う事が可能です。
3.感染を起こしにくい:術後感染は創部の皮下脂肪に生じます。腹腔鏡手術は創部が小さいため、感染のリスクが低いです。また、創部感染を生じたとしてもメッシュまで距離があるため、メッシュ感染に至る事はありません。
4.術後の回復:腸蠕動回復までの時間、初回歩行までの時間、経口摂取再開までの時間が早いと言われています。
- 合併症は何が考えられるか
術後すぐに起きうるものとして出血、少し時間が経ってから起きるものとして慢性疼痛、感染、漿液腫があります。慢性疼痛、漿液腫は聞きなれない言葉だと思います。慢性疼痛とは術後3か月経過しても残存する疼痛と定義されます。程度はさまざまですが10%程度の方に見られると言われています。また漿液腫とは鼠径ヘルニアの膨らみがあった部分に水がたまった状態の事です。一見すると再発しているように膨らみとして触れますが、再発とは違い押し込んでも元に戻ることはありません。たまった水を抜くなどの対応を行うことで軽快します。
虫垂炎(盲腸)について
- 薬で散らした虫垂炎は手術するべきか
抗菌薬で治療しえた虫垂炎も25-30%程度の方が1年以内に再燃すると言われています。また虫垂炎のごく一部ですが、虫垂腫瘍が原因であることがあります。虫垂の内部は内視鏡でも見ることが出来ません。当院では摘出した虫垂を病理検査に出しています。
- 虫垂炎の手術費用はいくらか
虫垂炎の診療費用は「診療費用」をご覧ください。
- 開腹手術と腹腔鏡手術、どちらが優れるか
どちらが優れているかについては議論の余地があります。腹腔鏡手術は一般的に術後早期の回復に優れているといわれています。開腹手術は癒着、その他の理由により傷を大きくしなければならなくなる可能性があります。一方腹腔鏡手術では、待機的な虫垂切除術で傷を延長することはまずありません。
- 合併症は何が考えられるか
感染、出血、他臓器損傷などがあります。このうち感染以外の合併症については術中観察で予防できます。感染については、術前後の抗菌薬投与で予防します。この他希ですが重篤な合併症として縫合不全があります。虫垂の縫い目がうまくくっつかないことです。術後3-14日の間に起きることがあります。必ず腹痛、発熱などの症状がありますので、少しでも変わったことがあればご連絡いただきたいです。
胆石症について
- 胆石は放置するとどうなるか
胆石を放置してもすべての人が手術が必要になるとは限りません。ただし胆石がある方のうち半分程度の方は症状を持つといわれており、症状が出る方の方が多いと言えます。症状がある場合は手術することにより不快な症状を取り除けます。また急性胆嚢炎になる可能性もあり、その場合は緊急手術となり入院が必要になります。当院での日帰り手術をご希望の場合は早めの治療をお勧めしています。
- 胆石の手術方法は?
胆嚢は腹部の右上に位置し、上腹部正中切開では手術が難しい事もありました。30年前くらいは、右肋弓下斜切開で腹直筋をすべて切断した上で手術を行っていました。術後は創部の痛みが強く、咳が出来ずに肺炎を合併する事も多かったです。現在は腹腔鏡下での手術がメインとなっており、4か所の傷だけで行う事ができます。当院では3か所の傷のみで行っております。開腹手術と比較し、術後の合併症はむしろ少ない術式となっております。
- 胆石症の手術費用は
手術費用は「手術費用」をご覧ください。
- 胆石が出来る原因は何ですか
胆石は種類にもよりますが、食習慣が原因のものが増加傾向にあります。予防を考えるのであれば、油物は控える方が良いと言えます。これによりコレステロール結石をある程度抑制できる可能性があります。そのほか遺伝的な要因があげられます。いずれにしても胆石が既にある場合には症状が出る可能性が高いと言えます。
日帰り手術について
- 治療を終えるまで何回の通院が必要か
初診(診断+術前検査)と手術と術後診察で3回の通院が必要になります。お体の状況によっては初診の2日後に手術を行うことも可能です。
- 手術日の滞在時間はどれくらいか
手術の日は、術前の準備が約30分、全身麻酔と手術で約120分、術後の回復に約90分となります。当院での滞在時間は約4時間ほどになります。
- 持病によっては受けれない可能性もあるのか
当院で行う日帰り手術は、全身麻酔下の手術と、局所麻酔下での手術に分かれます。全身麻酔が出来るかどうかについて、術前検査を行っております。全身麻酔のリスクが高い場合、局所麻酔で手術を行う事も可能です。また、現在治療中の疾患や内服中のお薬の内容になっては、日帰り治療ではなく入院して経過観察した方が良い方もおります。受診前に電話やLINEで気軽にご相談頂ければと思います。
- 帰宅後の過ごし方は?
手術当日の帰宅後の過ごし方ですが、夕食は通常と同じように摂取して構いません、暴飲暴食だけは避けてください。入浴ですが、手術当日から術後2日目まではシャワー浴でお願いしております。術後3日目以降から入浴も可能です。
- 術後診察はどのようになっているか
術後1日目と3日目に電話再診、術後1週間に対面再診としています。ただ仕事でお忙しい方もいますので、ご相談いただければ適宜調整可能です。