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【完全ガイド】鼠径ヘルニア手術:術前準備から回復期間まで
はじめに
こんにちは。鼠径ヘルニア日帰り手術専門の大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニック院長の田村卓也です。
日々の診療で、多くの患者様から手術に関する不安や疑問の声をお聞きします。
特に、「手術後の生活について」「痛みの程度」「仕事への復帰時期」などのご質問が目立ちます。
そこで今回は、当院での治療の流れと、手術後の経過について詳しくご説明いたします。
鼠径ヘルニアの術前準備と注意点
初診時の流れ
当院では、患者様の負担を考慮し、最短2回の診察で治療が完結するシステムを採用しています。
まず初診時には、以下の検査を実施します。
・身体診察
・超音波検査による鼠径ヘルニアの評価
・血液検査
・心電図検査
・呼吸機能検査
手術前の重要な注意事項
手術の安全性を高めるため、以下の点にご注意ください。
手術前日は夜9時以降の絶食が必要です。また、水分摂取は手術当日の手術の3時間前まで可能です。
さらに、喫煙されている方は、術前2週間の禁煙をお願いしています。
実は、喫煙は全身麻酔下での合併症リスクを高めるためです。
→手術費用が気になる方はこちらの記事もご覧ください
手術当日の流れ
更衣と術前診察
術衣は当院から貸し出します。お着換えが済みましたら担当の看護師からバイタルチェックを受けます。
麻酔科医師、外科医師の診察後に入室となります。
手術から回復まで
手術時間は片側の場合約1時間、両側の場合約1時間半です。
全身麻酔で行うため、手術中に痛みを感じることはありません。
帰宅までの経過
手術後は、次のような流れで回復していきます。
麻酔からの覚醒は通常5〜10分程度です。その後、リカバリールームで休憩をとっていただきます。
クリニック滞在時間は約4時間となります。なお、当日の自動車運転はお控えください。
術後の経過と生活の注意点
手術当日〜翌日
帰宅後は通常の食事が可能です。ただし、アルコールは術後3日目までお控えください。
シャワーは手術当日から可能ですが、浴槽での入浴は術後3日目からとなります。
痛みのピークは手術当日の夜から翌日にかけてです。しかし、処方する鎮痛薬で十分にコントロール可能です。
社会復帰について
手術翌日からデスクワークや軽い立ち仕事は可能です。
お仕事で体を使う場合でも術後2日程度からは可能だと思います。
ただし、個人差はあると思いますのでご自身の体調を優先してください。
また激しい運動は2週間程度お控えください。
まとめ
鼠径ヘルニアの日帰り手術は、適切な準備と術後のケアにより、安全に実施できる治療です。
不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
このように明確な術前・術後の指針をお示しすることで、患者様により安心して治療に臨んでいただけるよう努めています。
情報提供元
大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニック
所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2-100号 大阪駅前第2ビル 1階
電話番号:06-6341-5570