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論文紹介:内視鏡外科技術認定制度による資格取得者向けガイドライン - 鼠径ヘルニア治療の革新①
皆さま、こんにちは。大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。今回は、最新の医学研究に基づいて、成人の鼠径ヘルニア治療における腹腔鏡手術の利点についてお話しします。
2024年に Asian Journal of Endoscopic Surgery に掲載された「Practice guidelines on endoscopic surgery for qualified surgeons by the endoscopic surgical skill qualification system: Hernia」という論文を参考に、腹腔鏡手術と従来の切開手術(メッシュ修復)を比較してみましょう。
腹腔鏡手術の利点
術後感染リスクの低下 腹腔鏡手術では、従来の切開手術(メッシュ修復)と比較して、手術部位の感染が有意に少ないことが分かっています。
術後疼痛の軽減 腹腔鏡手術を受けた患者さんは、術後の痛みが少ない傾向にあります。これは手術直後から術後2週間程度の急性期、さらには慢性期においても観察されています。
早期社会復帰 腹腔鏡手術を受けた患者さんは、従来の手術を受けた方と比べて、仕事に戻るまでの期間が平均して約5日短いというデータがあります。
高い患者満足度 特に術後2週間までは、腹腔鏡手術を受けた患者さんの満足度が高いことが報告されています。
まとめ
腹腔鏡手術は、術後疼痛の軽減や特に術後2週間における高い満足度など、多くの利点があることから、日帰り手術の方法として非常におすすめできる選択肢です。当院では、日帰り腹腔鏡手術を提供することで、鼠径ヘルニアでお悩みの患者様のお役に立ちたいと考えております。
鼠径部のふくらみやしこりでお困りの方は、どうぞお気軽に当クリニックまでお問い合わせください。経験豊富な医師が、丁寧な診察と説明を行い、患者様一人ひとりに最適な治療法をご提案いたします。皆様の快適な日常生活の回復をサポートさせていただきます。
ご質問やご相談がございましたら、お電話またはウェブサイトからお問い合わせください。大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニック一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。