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医療
田村 卓也院長

臍ヘルニア(でべそ)とは?治療法と保険診療について

こんにちは、大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。今日は臍ヘルニア(でべそ)についてご紹介します。臍ヘルニア(でべそ)は、臍(へそ)周囲の腹壁から臓器や組織が突き出す状態を指します。特に新生児や妊娠中の女性、肥満の方に多く見られますが、日常生活で腹部に圧力がかかる職業や活動をしている方も注意が必要です。

臍ヘルニア(でべそ)の解剖学的特徴と原因

臍ヘルニア(でべそ)は、臍に誰にでもある腹筋の隙間から皮下に腹腔内の臓器が脱出する病気です。この隙間は、胎児期に臍帯が通過するために存在する自然な構造であり、通常は出生後に閉じます。しかし、閉じる過程が完全でない場合や腹圧がかかる状況が続くと、臓器や組織がこの隙間から脱出し、臍ヘルニア(でべそ)が発生します。

臍ヘルニア(でべそ)の治療法

臍ヘルニア(でべそ)の治療法には、保存療法と手術療法があります。軽度の場合、特に新生児の場合は自然に治癒することもありますが、成人の場合は手術が必要であることも多いです。

  • 保存療法 軽度の臍ヘルニア(でべそ)では、経過観察が行われることがあります。特に新生児では、成長と共に自然に治癒するケースが多いです。

  • 手術療法 臍ヘルニア(でべそ)の手術には、切開法や腹腔鏡手術があります。小さなヘルニアの場合は筋膜を縫合閉鎖するのみで治療します。大きな場合はメッシュを使用して補強することもあります。当クリニックでは患者様に負担の少ない治療を提供しています。臍ヘルニアは日帰り手術で治せますので、入院の必要はありません。

臍ヘルニア(でべそ)になりやすい人

臍ヘルニア(でべそ)は以下のような人々に多く見られます。

  • 新生児 新生児の臍ヘルニア(でべそ)は比較的一般的で、多くの場合、成長と共に自然に治癒します。

  • 成人 妊娠中の女性や肥満の方、腹部に圧力がかかる職業や活動をしている方は臍ヘルニア(でべそ)になりやすいです。

保険診療について

臍ヘルニア(でべそ)の治療は健康保険の適用対象です。診察や検査、手術費用の一部が保険でカバーされますので、安心して治療を受けていただけます。

 

当クリニックでは、専門医が患者様一人ひとりに適した治療法をご提案し、安心して治療を受けていただけるようサポートいたします。臍ヘルニア(でべそ)に関するご相談やご質問がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

電話やLINEで24時間相談を受け付けております。いつでもお気軽にご相談ください。

著者

院長
田村 卓也Takuya Tamura

略歴

2012年3月 川崎医科大学医学部卒業
2012年4月 川崎医科大学附属川崎病院
2014年4月 大阪赤十字病院
2022年12月 MIDSクリニック入職
2024年2月 MIDSクリニック院長に就任

資格

外科学会専門医/内視鏡外科学会技術認定医/癌治療認定医/JATEC(外傷診療研修)修了/緩和ケア講習会修了

所属

日本外科学会/日本消化器外科学会/日本内視鏡外科学会/大腸肛門病学会/日本ヘルニア学会/日本臨床外科学会

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