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こんな症状にお悩みではないですか?~鼠径ヘルニアの症状~
こんにちは大阪うめだ鼠径ヘルニアMIDSクリニックです。
日々生活する中で、お困りのことはございませんでしょうか?
気になるけれどもこの症状はどこに相談したらよいか分からない?
そんな方のために本日は鼠径ヘルニアを疑う症状についてお話します。
鼠径ヘルニアを絶対的に疑う症状
鼠径部(足の付け根、股関節の部分)にしこり(膨らみ)がある。圧迫すると触れなくなる。
この症状があれば鼠径ヘルニア(脱腸)である可能性が極めて高いです。
ただ鼠径ヘルニアという用語自体が、まだ世の中にあまり浸透していないため、
「脱腸は知っているんだけど、鼠径ヘルニアは初めて聞いた」という方も珍しくありません。
単施設で事前登録した外来患者から聴取した症状を鼠径ヘルニア患者と、対象群で比較した論文で、より鼠径ヘルニアの患者で症状が強かったのは以下の5つです。
鼠径部痛
鼠径部にしこりははっきりと触れない場合でも、痛みだけが生じているということは実際に経験します。エコーで確認すると腸管の脱出が確認できることもあります。
CTを撮像することで鼠径ヘルニア以外の原因を含めた鼠径部痛の原因をある程度特定できます。
性器痛
こちらもたまに訴えられることがある症状です。男性に多いように思います。片側の陰嚢が痛いなどの症状がみられることがあります。
排尿症状
内鼠径ヘルニアでは膀胱が脱出することがあります。排尿時の残尿感や、頻尿などの症状が出ることがあります。
腹痛
腹痛だけで鼠径ヘルニアと断定することは困難です。
しかし脱腸という俗称の通り、腸管が脱出したり、その他の腹腔内臓器が脱出することで腹痛が出現する可能性はあります。
腸蠕動亢進
こちらは直接の因果関係を証明するのは難しいと思います。
皮下まで脱出した腸管が動くことで、感覚として腸が動く感覚がわかりやすくなるのかもしれません。
テネスムス(しぶり腹)
便意はあるのに排便困難という状態のことを言います。腸閉塞などの重篤な合併症も疑われるため、注意が必要な症状と言えます。
いかがでしょうか?
どれか一つだけ当てはまるという場合でも調べてみる価値はあるかもしれません。
もし鼠径ヘルニアが原因であれば私たちがお力になることが出来ます。
文責 副院長 田村卓也